50代に入ってから、3ヶ月ごとの歯科の定期検診を続けています。
先日もいつも通り検診に行ってきたのですが、今回ちょっと気になる指摘を受けました。今回はその体験談と、そこから感じた「歯科検診」と「腸活」の意外な共通点について書いてみたいと思います。
3ヶ月ぶりの定期検診で言われたこと
前回の検診からちょうど3ヶ月。少し奥歯に違和感を感じてはいましたが、それ以外は特に問題ないだろうと思っていました。
ところが、調べてもらうと奥歯の上下の歯茎から出血が見られ、炎症が起きているとのこと。さらに、前歯の下の部分にも磨き残しがあると指摘されました。
正直なところ、自分では「毎日ちゃんと磨いている」つもりだったので、少し驚きました。痛みもかゆみもなく、見た目にもこれといった異常を感じていなかったからです。
歯ブラシと歯間ブラシ、その場で指導を受ける
その場で、自分が普段使っている歯ブラシを使いながら、磨き方を細かく指導していただきました。力の入れ方、角度、当て方――自分が「正しい」と思い込んでいた磨き方には、いくつもの磨き残しの原因になる癖があったようです。
加えて、歯間ブラシの使用も勧められ、使い方も教えてもらいました。歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間、歯茎の境目――そこに汚れが溜まり、それが炎症につながっていたようです。
次回は3ヶ月後、9月にまた定期検診があります。それまでに、教わった磨き方と歯間ブラシを習慣にできているか、改善されているかを見てもらうことになりました。
「痛くないから大丈夫」が一番危ない
この体験で改めて感じたのは、「自覚症状がないことと、問題がないことはイコールではない」ということです。
歯周病は、初期段階では痛みもかゆみもほとんどありません。気づいた時にはかなり進行しているケースが多く、そのため「沈黙の病気」と呼ばれています。今回の出血や炎症も、自分では奥歯に少しだけ腫れを感じていただけでした。
そしてこれは、ブログでも何度か書いてきた「腸活」とまったく同じ構造だと思ったんです。
歯科検診と腸活、実は同じことをやっていた
歯科検診から帰ってきて、ふと考えました。自分が続けている腸活と、今回の歯科検診は、根っこの部分でとても似ているのではないかと。
どちらも「見えない場所」で進行する
歯周病は歯茎の中、歯と歯の間という、自分では見えない・気づきにくい場所で進行します。腸内環境も同じで、お腹の中で何が起きているかは、目で見て確認することができません。どちらも「自分は大丈夫」という思い込みが一番の落とし穴になります。
どちらも症状が出てからでは遅い
歯周病も、出血や口臭、歯のぐらつきといった自覚症状が出る頃には、すでに進行しているケースが多いそうです。腸の不調も同じで、便通の変化や肌荒れとして表面化する頃には、腸内環境はかなり乱れていることが多い。どちらも「予防」の意味が非常に大きいと言えます。
どちらも自己流では限界がある
今回、歯ブラシの使い方を「思っていたのと違う」形で指導されたように、腸活も自己流の食生活改善だけでは、なかなか結果が出にくいものです。専門家の視点を取り入れる、正しい知識をアップデートする――これがどちらにも共通して必要なことだと感じました。
どちらも「継続」でしか結果が出ない
1回の検診、1回の食事改善で何かが劇的に変わるわけではありません。3ヶ月ごとのチェックサイクル、毎日の歯間ブラシの習慣、毎日の腸活――地味な積み重ねの先にしか、結果は見えてこないのだと思います。
歯を失うと、人生の楽しみまで失う
今回の検診で改めて考えさせられたのが、「歯は一度失うと二度と生えてこない」という当たり前の事実です。
80歳で20本以上の歯を残そうという目標ですが、厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査によると、実際に80歳で20本以上の歯が残っている人(8020達成者)は約6割(61.5%)と報告されています。裏を返せば、4割近くの人が人生の後半で歯を失っていく現実があるということです。
歯を失うと何が起こるか。まず単純に、好きなものが食べられなくなります。硬いせんべい、お肉、りんごの丸かじり――何気ない日常の楽しみが、少しずつ制限されていきます。50代の自分にとって、これは想像するだけで結構こたえるものがありました。
さらに、噛む力の低下は全身に影響すると言われています。よく噛めないと消化器官への負担が増え、栄養バランスも崩れやすくなる。噛む刺激が減ることで脳への血流が落ち、認知機能への影響を指摘する研究もあります。歯周病菌が血管に入り込み、糖尿病や心疾患のリスクを高めるという話も、健康系の記事を書く中で何度か目にしてきました。
腸活の記事でも書いてきましたが、体は全部つながっています。口は消化器官の入り口であり、そこでのトラブルは、腸を含めた体全体の健康に波及していく。歯のケアを「口だけの問題」と切り離して考えるのは、実はもったいないことなのだと思います。
40代、50代は、まだ多くの歯が残っている分、「今すぐ困っていない」からこそ後回しにしがちな時期でもあります。でも今回、痛みもかゆみもないまま炎症が進んでいたように、静かに進行するのが歯周病の怖さです。
老後、好きなものを自分の歯で食べられるかどうか。それは、今この時期の小さな習慣の積み重ねで決まってくるのだと、今回の検診で強く実感しました。
50代は「体のメンテナンス」を本気で考える年代
20代、30代の頃は、多少の無理がきいたり、多少のケア不足があっても、それほど表面化しなかったように思います。でも50代になると、これまでの蓄積が少しずつ表に出てくる年代なのだと、今回の検診で実感しました。
歯も、腸も、体の一部です。どちらか一方だけをケアしていればいいわけではなく、見えない部分にこそ目を向ける姿勢が、これからますます大切になってくるのだと思います。
次の検診は9月。それまでに、教わった歯ブラシと歯間ブラシの使い方をしっかり習慣にして、炎症が改善しているか――自分なりの「経過観察」のつもりで取り組んでいきたいと思います。
腸活と同じように、歯のケアも淡々と、でも丁寧に続けていきます。



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