まさか自分が3週間も入院することになるとは思ってもいませんでした。下っ腹の痛みがどんどん強くなって、気づいたときには病院のベッドの上。今回は僕が実際に経験した「大腸憩室炎からの入院生活」と、そこで出てきた入院食のリアルな変化を、当時の写真も交えて振り返ってみようと思います。同じように診断されて不安な人や、これから入院食の流れを知っておきたい人の参考になれば嬉しいです。
まさかの即入院、S状結腸憩室炎と腹膜炎の診断
きっかけは下っ腹の強い痛みでした。最初は「食べ過ぎたかな」くらいに軽く考えていたのですが、時間が経つにつれて痛みはどんどん増していき、病院に駆け込んだところ、そのまま検査室から病棟へと案内される流れになり、「今日からもう入院なんですか」と戸惑ったのを覚えています。大腸の壁にできる袋状のくぼみ「憩室」に炎症が起きる大腸憩室炎は、S状結腸にできた場合は特に重症化しやすい傾向があると言われていて、僕もまさにそのパターン。正式な診断名は「S状結腸憩室炎」+「腹膜炎」の併発でした。
入院した数日間は、お腹の痛みで夜も眠れず、痛み止めを飲んでなんとか耐えていたのを覚えています。便意はあるのにトイレに行っても出ない、という状態が数日どころか退院間際まで続いていて、下っ腹の痛みで食欲もまったく湧きませんでした。絶食が必要な重症例では入院のうえ禁食とし、点滴で補液と抗生物質を投与するのが基本的な治療だそうで、まさに僕もこの流れをそのまま経験することになります。
21日間の入院食まとめ、絶食から流動食までのリアルな道のり
主治医からは最初「2週間ほどで退院できそう」と言われていました。ただ、毎朝の血液検査の結果が10日間ほど改善せず、そこからさらに1週間の延長が決定。結果的にトータル21日間の入院になりました。悪化の兆候があった場合、入院に切り替えて1週間〜10日ほど治療を行うことも珍しくないとのことで、僕のケースはやや長引いたほうだったのかもしれません。毎朝の採血のたびに数値が改善していますようにと祈るような気持ちで結果を待っていました。
点滴だけの日々、栄養と炎症を抑える約12日間
入院してからしばらくは、口から入れるのは水・お茶・スポーツドリンクだけ。食事はゼロで、栄養補給の手段は点滴のみという状態が約12日間続きました。腸を休ませて炎症を落ち着かせることが最優先だったんですよね。この期間は本当に「何も食べられない」ことのしんどさを痛感しました。
ようやく流動食スタート、でも噛まずに飲み込むだけ
血液検査の数値が徐々に良くなってきたところで、ようやく「流動食」がスタート。流動食は残渣や刺激の少ない流動体の食品が中心で、固形物を噛まずに水分補給的な意味合いで摂る食事とされていて、まさに写真の通り、透き通ったお茶のようなスープや薄い味の飲み物が中心でした。噛む必要はまったくなく、ただ飲み込むだけ。正直、味気なくて物足りなさは感じましたが、それでも「口から何か摂れる」ことがすごく嬉しかったのを覚えています。この味気ない流動食期間はだいたい6日間続きました。

実際に僕が入院中に食べていた流動食のトレー。噛まずに飲み込むだけの食事が中心でした
退院直前、少しだけ噛めるやわらかい食事へ
退院の3日前くらいになって、ようやく少し咀嚼できるくらいの柔らかい食事に切り替わりました。流動食のあとは重湯と粥の割合を少しずつ増やしていく三分粥・五分粥という段階を踏むのが一般的で、僕の場合もこうした流れに沿って徐々に食事の形が「食べ物らしく」なっていった印象です。とはいえ久しぶりに噛むという行為自体が新鮮で、なんだか少し感動してしまいました。柔らかく煮込まれた野菜をゆっくり味わったときの感覚は、今でも不思議とよく覚えています。
初めての入院生活で気づいたこと
今回の入院生活で一番痛感したのは、「普通に食べられること」のありがたさです。当たり前のように毎日食事をしていたのに、それができなくなって初めてその価値に気づきました。あと、点滴の管を気にしながら過ごす毎日や、痛みで眠れない夜の孤独感は、経験してみないとわからないものだなと感じました。
一方で、看護師さんや主治医の先生とのやり取り、同じ病室の方との何気ない会話など、普段の生活では得られない気づきもたくさんありました。入院生活は決して楽しいものではないですが、自分の体と向き合う貴重な時間になったのも事実です。
まとめ
大腸憩室炎からS状結腸憩室炎+腹膜炎と診断され、21日間の入院を経験した僕のリアルな記録でした。点滴だけの日々から始まり、味気ない流動食を経て、少しずつ普通の食事に戻っていくプロセスは、想像以上に長く感じるものでした。同じ病気で不安を感じている方、これから入院を控えている方の参考になれば幸いです。次回は入院生活のルーティン編を記事にしたいと思います。



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