大腸憩室炎で入院前後の準備とほろ苦い思い出

大腸憩室炎の体験記 

「まさか自分が」と思っていた大腸憩室炎。振り返ってみると、あの2月の激痛からの入院までの数日間は、今でもふとした瞬間に思い出す苦い記憶です。夜勤の合間に痛みを我慢し続けたこと、入院前後でバタバタと準備をしたこと、そしてご近所トラブルになりかけたゴミ出し問題……。今回は僕自身の実体験をもとに、大腸憩室炎の入院前後で実際に何を準備すべきか、そしてちょっとほろ苦い思い出も交えてお話しします。同じように痛みを我慢してしまいがちな人の参考になれば嬉しいです。

大腸憩室炎の痛みを我慢した末に入院を決めた話

寒さが厳しい2月初旬、僕は夜勤の週にお腹の痛みをずっと我慢していました。夜勤明けの休みの土日は痛みで眠れないほどに悪化。それでもこの休みで少しでも落ち着くことを願っていたのですが、昼勤務初日についに限界がきて、一睡もできないまま会社に休みの連絡を入れることになりました。

近くの胃腸科を受診したところ、紹介状を書いてもらい、そのままタクシーで総合病院へ。週明けの月曜日だったこともあり、長時間待たされたのをよく覚えています。結果は大腸憩室炎と腹膜炎、そして即入院でした。

今振り返ると、痛みを我慢せずもっと早く受診していれば、ここまで悪化させずに済んだかもしれません。実際、大垣中央病院の解説ページでも、大腸憩室炎は再発を繰り返しやすい病気であり、以前と同じような腹痛や発熱が出た場合は悪化する前に早めに受診することが重要だと説明されています(参考:大垣中央病院「大腸憩室炎」)。あの時の自分に伝えたいのは「早め早めの行動がどれだけ大事か」という一言に尽きます。

早期受診だけでは足りなかった、日頃の備えという視点

もちろん、痛みが出たらすぐに受診するのが一番です。ですが今振り返ると、それ以前の問題として、痛みを和らげるための知識や行動を何もしてこなかったことこそが、ここまで大きな病気を招いた根本の原因だったと思っています。

本や動画で学び、それを実際の行動に移す。行動というのは、運動をすること、食べるものを意識して選ぶこと、食事だけで補えない栄養はサプリメントで取り入れること。そうした生活習慣の見直しに加えて、ストレスは誰でも溜まるものだからこそ、それをどう発散し、どう軽減・抑制していくかを考えることも含まれます。

運動面で実際に取り入れているのが、スクワット・プランク・腕立て伏せを3セット、1日たった5分の筋トレです。特別な道具もいらず、忙しい日でも布団から出てすぐにできる手軽さが続けやすさにつながっています。大事なのは強度よりも継続。毎日5分を積み重ねることの方が、たまにハードな運動をするより体には効いている実感があります。

食事面では、食物繊維を多く摂ることと、食べ過ぎないことが一番大事だと感じています。サプリメントに頼りすぎるのも逆効果で、種類を増やしすぎず2〜3種類に絞ることを意識しています。

当時の自分は、そうしたことをまったく考えていませんでした。ただ我慢して、痛みが引くのを待つだけ。知識もなければ、行動もない。今思えば、それが一番の反省点です。

体は、痛みが出てから対処するものではなく、痛みが出る前から整えておくものなのだと、この経験を通して痛感しました。

入院前後でバタバタと慌てた準備の実態

診断後は一旦帰宅して最低限の荷物を準備し、また数日後に2週間以上の入院が決まった時点で外出許可をもらい、もう一度自宅に戻りました。冷蔵庫の中の傷みやすい食材を処分したり、入院生活に必要なものを買い足したりと、入院前後は本当にバタバタでした。

ちなみに憩室炎の入院治療について調べてみると、中等症の場合は入院のうえ絶食と抗生剤の点滴を行い、3〜4週間ほどが治療期間の目安とされています(参考:大垣中央病院「大腸憩室炎」)。ただし炎症が腹部全体に広がって腹膜炎を合併している場合は、症状が悪化すると緊急手術が必要になることもあり、自分の場合は3週間の入院となりました。

準備しておいてよかったもの・後悔したこと

入院準備で実際に役立ったのは、着替えや洗面用具はもちろん、暇つぶし用のスマホ充電器や本など。逆に後悔したのは、食事制限が始まることを想定していなかったことです。憩室炎の食事療法については、強い痛みや発熱が落ち着くまでは消化の良い食事から段階的に再開し、水分をこまめに補給することが推奨されています。入院前にこうした情報を知っていれば、心の準備ももう少しできていたかもしれません。

ゴミ出し問題で味わったほろ苦い思い出

準備の中で一番困ったのが、生ゴミの処分でした。冷蔵庫を片付けた際に出たゴミを捨てたくても、ゴミ出し日まで5日間ほど空いてしまっていたんです。

そこで思い切って、たまにモーニングやランチでお世話になっていたお隣の喫茶店のご夫婦に電話をかけ、事情を話してゴミを預かってもらえないかとお願いしてみました。丁寧にお願いしたつもりだったのですが、電話に出たご主人からは「なんでやらなきゃいけないの?」ときっぱり断られてしまいました。

知らない仲ではないと思っていた分、とても寂しい気持ちになったのを今でも覚えています。結局、ルール違反ではあったのですが、ゴミ出し日の数日前にこっそり出させてもらうことでその場をしのぎました。今となっては笑い話にできる部分もありますが、当時は本当にほろ苦い思い出として心に残っています。

まとめ:入院前後の準備は「早め早め」がすべて

今回の経験を通して痛感したのは、体の痛みも、入院準備も、何事も「早め早め」の行動がどれだけ大切かということです。痛みを我慢して悪化させてしまったこと、入院前後でバタバタと準備に追われたこと、そしてゴミ出しで味わったほろ苦い思い出。どれも今の自分にとって大切な教訓になっています。

もし今、お腹の痛みを我慢している人がいたら、無理をせず早めに医療機関を受診してほしいなと思います。そして入院が決まったときのために、日頃から「もしも」を想定した備えをしておくことも大事だなと、身をもって感じた出来事でした。


【参考】 ・大垣中央病院「大腸憩室炎」 https://oogaki.or.jp/gastroenterology/intestinal-peritoneal/colonic-diverticulitis/

※本記事の体験談部分は筆者個人の経験に基づくものであり、症状や治療方針には個人差があります。お腹の痛みが続く場合は自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

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