【工場勤務13年レビュー】G-SHOCK「GW-M5610」はタフな道具だった|耐久性と後継モデルを比較

50代の健康メンテ

 

スマホ禁止の職場で、腕時計が唯一の時刻確認手段

製造業の現場で働いていると、スマホの持ち込みが禁止されている職場は今でも珍しくありません。世の中はスマホで時刻を確認するのが当たり前になりましたが、自分のような工場勤務者にとっては、腕時計が今でも「唯一の時刻確認手段」です。

そんな自分が2013年ごろに購入し、2026年の今まで約13年間、毎日欠かさず着け続けているのがCASIOのG-SHOCK「GW-M5610」です。使用感こそありますが、故障はゼロ。今回はこの13年間の実体験をもとに、G-SHOCKの耐久性と、今売られている後継モデルとの比較をまとめてみます。

これが13年間使用し続けている時計で、いまだ現役で活躍中です。

13年間不具合ゼロだった3つの理由

① 電波ソーラーで電池交換の手間がゼロ

GW-M5610は電波受信機能(マルチバンド6)とタフソーラーを搭載したモデルです。時刻は電波で自動修正されるので狂うことがなく、電池は太陽光・照明光で自動充電されるため、13年間で一度も電池交換をしていません。工場勤務で仕事中に時計を外して電池交換する手間が発生しないのは、地味に大きなメリットです。

はじめて時計を選ぶ人へ:「電波受信」って自分で操作が必要なの?

「電波時計」と聞くと難しそうに感じますが、仕組みはシンプルです。日本国内では福島県と佐賀県の電波塔から発信されている標準電波を、時計が自動でキャッチして時刻を合わせてくれます。基本的に夜間に1日1回自動で受信するため、初期設定さえ済ませればあとはほったらかしで正確な時刻を保ってくれます。

「マルチバンド6」というのは、日本(2局)・アメリカ・イギリス・ドイツ・中国の、世界6エリアの標準電波に対応しているという意味です。電波が届きにくい場所(鉄筋の建物の奥や地下など)では受信しにくいこともありますが、手動受信ボタンで受信を試すこともできるので、普段使いで困ることはほとんどありません。

② 20気圧防水で水濡れをまったく気にしなくていい

工場勤務は手を洗う機会や、水や油に触れる作業が多い職種です。GW-M5610は20気圧(200m)防水なので、手洗いはもちろん、多少水を被るような作業環境でも一切気にせず使えています。防水性能を気にして時計を外す、という発想自体がなくなりました。

はじめて時計を選ぶ人へ:「20気圧防水」ってどれくらいすごいの?

腕時計の防水性能は「気圧(atm)」という単位で表記されますが、初めて時計を選ぶ人にとっては数字だけ見ても実感が湧きにくいと思います。ざっくりとした目安は次の通りです。

  • 3気圧:小雨や洗顔程度の水滴に耐えられるレベル
  • 5気圧:皿洗いなど日常生活の水仕事に対応
  • 10気圧:水泳やプール、シャワーでも安心して使えるレベル
  • 20気圧:水仕事はもちろん、素潜りやシュノーケリングにも対応できるレベル

GW-M5610の20気圧防水は、この中でも上位クラスにあたります。工場勤務のように手を洗う回数が多く、水や油に触れる作業がある職種でも、防水性能をまったく気にせず普段使いできるのは、このレベルならではのメリットです。

ただし注意点もあります。20気圧防水があっても、酸素ボンベを使った本格的なスキューバダイビングには専用の「ダイバーズウォッチ」(ISO規格認証モデル)が必要で、GW-M5610はその用途には対応していません。また、サウナや温泉など高温のお湯に長時間浸けると内部のパッキンが劣化しやすくなるため、避けたほうが安心です。「日常生活〜水仕事レベルなら気にせず使える」という理解で選べば、初めての一本としても失敗しません。

③ 樹脂ケース+耐衝撃構造で傷だらけでも現役

工場勤務は物にぶつけたり落としたりすることが多い環境ですが、G-SHOCKの耐衝撃構造のおかげで、ケースやバンドに使用感による傷はあっても、内部の機能は13年間一度も壊れていません。まさに「タフネス」を体現した一本だと感じています。

今売られている後継モデルとの比較

自分が使っているのは反転液晶なしの初期モデル「GW-M5610-1JF」ですが、現在は後継モデルとして「GW-M5610U」シリーズが販売されています。

項目 自分の旧モデル(GW-M5610-1JF) 後継モデル(GW-M5610U-1BJF等)
発売時期 2012年ごろ 2021年〜
液晶 通常液晶 反転液晶(黒背景)
電波受信 マルチバンド6 マルチバンド6(中国電波追加)
防水 20気圧防水 20気圧防水
ワールドタイム 29タイムゾーン 31タイムゾーン
実売価格の目安 生産終了・入手困難 15,000〜19,000円前後

基本スペックはほぼ共通していますが、後継モデルは反転液晶になって視認性が変わったのと、電波受信の安定性が細かく改良されています。デザインも文字盤の雰囲気が変わるので、同じGW-M5610でも旧モデルと後継モデルでは印象が結構違います。

はじめて時計を選ぶ人へ:「反転液晶」と「通常液晶」はどう違うの?

比較表にある「液晶」の違いも、初めて聞くと分かりにくいポイントです。自分が使っている旧モデルは「通常液晶」で、文字盤の背景がグレーがかった薄い色、数字や文字が黒く表示されるタイプです。

一方、後継モデルの「反転液晶」は、この配色が逆になっていて、背景が黒、数字や文字が薄い色で表示されます。夜間にライトを点けたときの見え方がより際立ち、デザイン的にも精悍な印象になるのが特徴です。どちらが優れているというより「好みの問題」に近く、工場のように照明が明るい環境で使うなら、実用面での差はあまり感じにくいと思います。

はじめて時計を選ぶ人へ:「ワールドタイム」って何に使うの?

比較表にある「ワールドタイム」は、世界の主要都市の時刻をボタン操作ひとつで切り替えて表示できる機能です。普段は自分が住んでいる地域(ホームタイム)の時刻を表示していますが、ワールドタイムに切り替えると、旧モデルで世界48都市(29タイムゾーン)、後継モデルで世界48都市(31タイムゾーン)の中から、見たい都市を選んで今何時かを確認できます。

海外出張や海外とのやり取りが多い仕事であれば「向こうは今何時か」をすぐ確認できて便利な機能です。自分のように工場勤務で海外とのやり取りがない場合は出番は少ないですが、海外の家族・友人と連絡を取るときや旅行の計画を立てるときに、都市を選ぶだけで確認できるのは地味に安心材料になります。

まとめ:工場勤務・現場作業にはG-SHOCKが向いている

13年間、故障ゼロで工場勤務を支え続けてくれたG-SHOCK GW-M5610。電池交換不要・高い防水性能・耐衝撃構造という3拍子が、スマホを持てない現場作業と相性抜群でした。

もし自分と同じように仕事中スマホが使えない環境で働いている方、現場作業で時計に耐久性を求めている方には、後継モデルのGW-M5610Uシリーズも含めてG-SHOCKはかなりおすすめできる一本です。

これから初めて腕時計を選ぶという方も、「電波ソーラーで電池交換不要」「20気圧防水で水仕事も安心」「耐衝撃構造で現場作業にも強い」という3点さえ押さえておけば、GW-M5610シリーズは失敗しにくい選択肢だと思います。

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