前回の記事で紹介した、996ブラックから買い替えた996 GORE-TEXグレー。届いてから約1週間、ちょうど雨の日が続いたこともあり、通勤にも休日の外出にもフル活用してみました。今回は、実際に雨の中で履き続けてわかったリアルな感想をまとめます。SNSやレビューサイトでは「防水性が高い」という声が目立つ一方、実際の履き心地や日常使いでの細かな不満点まではなかなか見つからなかったので、良い面も気になる面も、できるだけ正直にまとめていきます。
前回の記事はこちらで読めます⏩ 996ゴアテックスグレー レビュー|ニューバランス996ブラックを5年使った本音比較

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そもそも、なぜこのタイミングで買い替えたのか
5年間履いた996ブラックが、内側のかかと部分の破れをきっかけに引退。直営店でしっかり足のサイズを計測してもらい、甲高・左右差があることがわかった上で、ワンランク上の26.5センチを選び、色は晴れの日も雨の日も1足で使い回せることを期待してグレーの色に決めました。
今回の記事は、届いてから実際に足を通した「1週間の実使用レビュー」です。スペック上の特徴だけでなく、日常的に履いてみないとわからないリアルな部分を中心にまとめています。
1週間、雨の日続きで履いてみた感想
到着してからのちょうど1週間、天気に恵まれず(?)雨の日が続きました。逆に言えば、GORE-TEXモデルの実力を試すには絶好のタイミングだったとも言えます。通勤はもちろん、休日の外出でも積極的に履いて、以下のポイントを中心にチェックしてみました。
蒸れについて:思っていたより快適
GORE-TEXと聞くと「防水性はあっても蒸れるのでは」と身構えていたのですが、実際に1週間履いてみた限り、蒸れる感覚はほとんど感じませんでした。雨の日で湿度が高い状況でも、靴の中が不快になるほどのムレは今のところ体感していません。この点は購入前の一番の不安要素だったので、素直にほっとしています。GORE-TEXの透湿性能が謳い文句どおり機能しているという印象です。
履き心地:硬さと重さは正直ある
一方で、履き心地については正直な感想を書いておきます。全体的に、これまでの996ブラックと比べて硬さ・重さを少し感じます。決して致命的なレベルではなく、個人的には許容範囲内ではあるのですが、5年間履き込んで柔らかくなじんでいた旧モデルと比べると、その差は履くたびに感じます。新品と5年選手を比べること自体、公平ではないのかもしれませんが、それでも最初の数日は「あれ、思っていたより硬いな」という印象が強く残りました。
特に顕著なのが、かかと部分の硬さです。靴を履くときに、かかとがあまり伸縮せず、すっと足を入れにくい感覚があります。対策として1サイズ上の購入を推奨します。慣れの問題だとは思いますが、最初の数回は「あれ、ちょっと窮屈かな」という違和感がありました。これも1週間履き続けている中で、少しずつ馴染んできている実感はあります。防水素材を使っている分、通常モデルよりも作りがしっかりしている(=硬め)というのは、ある意味当然の特性なのかもしれません。
靴紐の長さが地味に気になる
これは購入前には想定していなかった点なのですが、靴紐の長さが少し長めに作られているようで、そのまま結ぶと紐が余ってしまいます。見た目としてもスッキリしませんし、歩いているときに何かに引っかかったり、それが原因で結び目がほどけやすくなったりする可能性があるのが、個人的には気になるポイントでした。

対策として、結び方を工夫して少し短くまとめてみましたが、それでもまだ若干長さが余っている状態です。靴紐の長さ調整は、これから996 GORE-TEXを購入する方にはぜひ知っておいてほしいポイントです。結び目を二重にする、余った部分を靴紐の内側に軽く巻き込むなど、いくつか工夫は試していますが、根本的な解決には紐自体を短いものに交換するのが一番確実かもしれません。次に手を加えるとしたら、このあたりも検討したいと思っています。
汚れ具合:1週間ならまずまずきれい
使用期間がまだ1週間ということもあり、全体的な汚れは比較的少なく、きれいな状態を保てています。唯一気になったのは、左足のつま先部分に少し黒いシミのようなものがついてしまったことです。原因ははっきりしませんが、雨の日の外出で何かに触れたのかもしれません。それ以外の部分は、目立った汚れもなく良好な状態です。素材がスエード調のため、雨の日の泥はねなどはもう少し様子を見て、汚れが目立つようならケア用品も検討したいところです。

雨のはじき具合:これは文句なしに優秀
防水性能に関しては、率直に「抜群に良い」というのが1週間使ってみた実感です。小雨程度はもちろん、それなりの降りの中でも靴の中に水が染み込んでくる気配はなく、GORE-TEXの本来の性能をしっかり発揮してくれていると感じます。この点は、買い替えの一番の目的だっただけに、満足度が高いポイントです。
こんな人におすすめ、こんな人は要検討
1週間の実使用を踏まえて、996 GORE-TEXグレーが向いている人・そうでない人を整理してみます。
おすすめできる人
- 雨の日専用の靴を探している人(防水性能は本当に頼りになります)
- 多少の重さ・硬さよりも、機能性や安心感を優先したい人
- 定番カラーのグレーで、天候を問わず使えるコーディネートを組みたい人
要検討な人
- 「1足で晴雨完全に兼用したい」と考えている人(履き心地の面で、専用の軽い靴と比べると違和感はあります)
- 柔らかく足なじみの良い履き心地を最優先したい人
- 靴紐の長さなど、細かな部分が気になりやすい人
このあたりは好みや使い方次第なので、あくまで自分の1週間の体感としての目安として参考にしてもらえればと思います。
1週間使ってみた結論:晴雨兼用は、実は非効率だった
購入前は、「晴れの日も雨の日も、この1足で兼用できれば効率がいいはずだ」と考えて996 GORE-TEXグレーを選びました。実際に1週間使ってみて、防水性能そのものには大満足しています。ただし、蒸れの少なさ以外の面、特に履き心地の硬さやかかとの伸縮性のなさを考えると、天気を問わず毎日同じ靴を履き倒すのは、靴自体の寿命という観点からも決して効率がいいとは言えないのではないか、という考えに至りました。
晴れた日にまで防水仕様のしっかりした靴を履き続けるよりも、晴れの日は晴れの日用の軽くて柔らかい靴、雨の日はこの996 GORE-TEXグレーというように、用途で履き分けたほうが、それぞれの靴を長持ちさせられるという結論です。実際、この結論を踏まえて、晴れの日用に新しいニューバランスの靴を早速購入することにしました。次回は、この新しい1足についても詳しくレビューしたいと思います。
振り返ってみると、5年前に996ブラックを選んだときは、天候を気にせず1足で履き倒すという使い方をしていました。当時はそれで特に不満もなく、むしろその汎用性の高さに満足していたのですが、今回GORE-TEXという防水性を強化したモデルに乗り換えたことで、逆に「1足で完結させることの限界」に気づかされた形になります。防水性能を上げれば上げるほど、素材や構造上どうしても通気性や柔軟性とのトレードオフが生まれる、ということを身をもって実感した1週間でした。
まとめ:雨の日の相棒としては満点、晴雨兼用は再考の余地あり
1週間、雨の日を中心に996 GORE-TEXグレーを履き倒してみた結果をまとめると次のとおりです。
- 蒸れはほぼ気にならないレベルで快適
- 履き心地はやや硬め・重めだが許容範囲、かかとは慣れが必要
- 靴紐が長めで結び方に一工夫が必要
- 1週間ならではの綺麗さはキープできている(つま先の軽いシミのみ)
- 防水性能(雨のはじき)は文句なしに優秀
- 晴雨兼用より、晴れ用と雨用で履き分けたほうが効率的という結論に
数字だけ見ると些細なことのように思えるかもしれませんが、こうした細部の使用感こそ、購入前には調べようがないリアルな情報だと思っています。
雨の日専用の相棒としては、間違いなく頼れる1足になりそうです。晴れの日用に購入した新しいニューバランスのスニーカーについても、追ってレビューしていきます。
最後に、これから996 GORE-TEXグレーを検討している方に一言添えるなら、「防水性能への期待は裏切られない」ということです。その上で、天候を問わず毎日同じ靴で通そうとするのではなく、最初から雨の日専用の相棒として迎え入れる前提で選ぶと、より満足度の高い付き合い方ができるのではないかと思います。5年間996ブラックを履き続けた経験と、今回の1週間の実使用を踏まえて、次はいよいよ「晴れの日用の1足」をレビューしていく予定です。

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