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10月の終わり、スマホでニュースを眺めていたら、こんな見出しが目に飛び込きました。
「品川祐、また憩室炎」
思わず「うわっ」と声が出ました。夜勤明けの寮の部屋で、ひとりで。
憩室炎(けいしつえん)。世間的にはあまり聞きなれない病名ですが、私にとっては他人事ではない言葉です。42歳のとき、大腸憩室炎に腹膜炎を併発して3週間入院した経験があるからです。
今回は、品川さんのニュースをきっかけに、同じ病気を経験した50歳の男として思ったこと、そして8年間なんとか再発させずにきた習慣について書いてみます。
品川祐さんが憩室炎の再発を公表
報道によると、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐さん(54歳)は、2026年10月28日の夜にX(旧Twitter)で憩室炎になったことを公表しました。病院で点滴を受け、翌日から3日間の絶食に入るとのこと。品川さんは2022年にも憩室炎を患っていて、その時は入院もされていたそうです。
翌29日の投稿では、今回は自宅療養で絶食と点滴を続け、その後は仕事に復帰する予定であること、痛みもかなり落ち着いていることを報告されています。
大事に至っていないようで、まずはホッとしました。一日も早く、またおいしいご飯が食べられるようになりますように。
(出典:日刊スポーツ/Yahoo!ニュース、ORICON NEWS/Web東奥)
そもそも憩室炎ってどんな病気?
簡単におさらいしておきます。
大腸の壁の弱いところが外側に向かって小さな袋のように飛び出したものを「憩室」といいます。この袋に炎症が起きた状態が「憩室炎」です。軽い場合は安静で治療できることもありますが、重い場合は入院して点滴で抗菌薬を投与し、ときには手術が必要になることもあるとされています。
日本人はもともと大腸の右側に憩室ができやすいといわれてきましたが、食生活の欧米化や高齢化にともなって、左側(S状結腸)の憩室も増えているそうです。赤身肉の食べ過ぎ、喫煙、肥満などとの関連も指摘されています。
(参考:MSDマニュアル家庭版「憩室炎」、All About「大腸憩室炎の原因・診断・治療法」)
僕の場合は「2週間の絶食」だった
ニュースの「3日間の絶食」という言葉を見て、正直な感想をひとつ。
「3日かぁ……たいへんだなー 」
品川さんが大変なのは百も承知です。ただ、僕も入院してから約2週間、点滴だけで水分意外は一切食べられなかったです。入院して2週間後に出された病院食がこの下の写真です。

僕の場合、始まりは37歳の便秘でした。そこから腹痛・下痢・便秘を繰り返す日々が少しずつ増えていき、「仕事を優先して」と我慢を重ねた結果、42歳のある夜、眠れないほどの激痛に襲われました。紹介された大きな病院で下された診断は「S状結腸の憩室炎、腹膜炎を併発」。その場で即入院です。
最初は「2週間くらいで退院できるでしょう」と言われましたが、実際には3週間。毎朝の採血で炎症の数値を確かめ、それが下がらないと次に進めない。2週間たってようやく流動食が出たときのうれしさは、今でも覚えています。
入院のくわしい経緯はこちらに書いています。
「また」という言葉の重さ
今回のニュースで一番ドキッとしたのは、病名よりも「また」のほうでした。
退院のとき、主治医の先生に言われた言葉があります。
「この病気は再発しやすいです。まずは生活習慣を見直しましょう」
あれから8年。何度もお腹がキリキリと痛む瞬間はありましたが、なんとか再入院せずに済んでいます。でも、それは「治った」という意味ではありません。内視鏡検査では、S状結腸だけでなく上行結腸にも憩室があることがわかりました。袋の数が増えたぶん、リスクも増えたようなものです。
品川さんは54歳、僕は50歳。同世代の「また」は、明日の自分の「また」かもしれない。そう思うと、他人事とはとても思えませんでした。
「腸活について勉強しよう」に深くうなずいた
品川さんは最初の投稿を「腸活について勉強しよう」と締めくくっていました。
これを読んで、入院中の自分を思い出しました。点滴につながれて何もできない3週間、僕がずっとやっていたのは「どうすればこの病気を再発させずに済むか」の調べ物でした。(ここだけの話、Wi-Fiを持ち込んでいました。看護師さん、ごめんなさい)
そのとき出会ったのがドラマ「サ道」で、それが今のサウナ習慣の原点になっています。痛い目にあった直後の「勉強しよう」は、きっと人生の習慣を変えるきっかけになる。8年前の僕がそうでした。
僕が8年間続けている再発予防の習慣
特別なことは何もしていません。続けられることだけを続けてきました。
- お腹を冷やさない:季節を問わず腹巻き。地味ですが一番効いている感覚があります
- 週1回以上のサウナ:体を温めて、自律神経を整える時間に
- 睡眠は7〜8時間:体調を崩すときは、決まって睡眠不足が重なっていました
- 整腸剤を毎日:薬に頼るというより「腸のメンテナンス」の感覚
- 飲み物はごぼう茶:水出しできるタイプを5年ほど定期購入中
- ヨーグルト・納豆・豆腐・キムチ・卵をほぼ毎日
- 甘いジュース・菓子パン・お菓子はできるだけ控える:完全に断つのではなく「できるだけ」
- 週3回の軽い筋トレと週1回の体重測定
くわしくはこちらの記事にまとめています。
痛みが来たときの、僕なりの対処と受診ライン
予防していても、左下腹部にあの鈍い痛みが来ることはあります。そんなときの僕の手順はこうです。
食事を止める → 水分はごぼう茶か水だけ → 湯船で温める → 整腸剤 → とにかく安静
軽い痛みなら、たいてい1日ほどで落ち着きます。ただし、痛みが強くなっていく、何日も続く、熱が出る、血便が出る、吐き気がおさまらない――こういうときは迷わず病院です。
ひとり暮らしだと、夜中にお腹が痛くなっても「大げさにしたくない」「明日も仕事だし」と我慢しがちです。僕は実際にそれで5年間我慢して、腹膜炎までいきました。「様子を見る期間」をあらかじめ決めておくこと。これは声を大にして言いたいです。
※これはあくまで僕個人のやり方です。強い痛みや発熱があるときは、自己判断せずに医療機関を受診してください。
対処手順についてはこちらの記事でくわしく書いています。
8年目の「勉強」は腸の中をのぞくことだった
品川さんの「勉強しよう」にならって言えば、僕の最近の勉強は、腸内フローラ検査で自分の腸の中をのぞいてみることでした。
結果は、炎症を抑える酪酸を作る菌やビフィズス菌は平均より多めで、お腹の不調に関わる菌はほぼゼロ。8年間の手探りの習慣も、まったくの的外れではなかったようです。
一方で、腸内細菌の多様性は「やや少なめ」。私の食卓は、どうしても同じメニューの繰り返しになりがちです。量より「種類」。これが8年目にして見つかった新しい課題です。
まとめ|50代の「また」を防ぐのは、地味な毎日
- 品川祐さんが憩室炎の再発を公表。今回は自宅療養で、仕事にも復帰予定とのこと
- 憩室炎は再発しやすい病気。一度治っても「卒業」ではない
- 僕は42歳で腹膜炎を併発して3週間入院。その後8年間、再入院せずに過ごせている
- 予防の基本は、冷やさない・よく寝る・腸を整える・甘いものを控える、の積み重ね
- 痛みが来たら「様子見の期限」を決めて、無理せず受診
品川さんの一日も早い回復を願いつつ、同じ50代のみなさんにはこう伝えたいです。お腹の小さなサインを「いつものこと」で片づけないでください。37歳の僕に言ってやりたかった言葉でもあります。
さて、僕も今夜は腹巻きを締め直して、早めに寝ることにします。
自分の腸の中、のぞいてみませんか?
「腸活を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」という方には、僕も受けたプリメディカの腸内フローラ検査「Flora Scan®(フローラスキャン)」がおすすめです。
自宅で採便して投函するだけで、約4週間後に結果が届きます。自分の腸内フローラのタイプや、菌ごとの割合まで分かるので、「なんとなくの腸活」が「自分に合った腸活」に変わるきっかけになりました。
※検査は病気の診断をするものではありません。憩室炎の経験がある方は、食事を変える前に主治医に相談してください。
※本記事は個人の体験談です。医学的な内容は公開されている情報をもとにまとめたもので、診断や治療に代わるものではありません。症状が気になる方は、必ず医療機関を受診してください。芸能人の方の病状については、ご本人の公表内容と報道の範囲で記載しています。


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